月々の支出を抑えたい一人暮らしの方に人気のワンルームのお部屋。
しかし、お部屋の中に仕切りがないため、出した物をそのままにしているとすぐに散らかってしまったり、ゴミを溜めているといつのまにか廊下や扉を塞いでしまう場合があります。
間取りが狭いワンルームのゴミ屋敷なら、手順を決めて取り掛かればすぐにお部屋を片付けられます。
今回はワンルームのお部屋が散らかってしまう理由や、ワンルームのゴミ屋敷を自力で片付ける方法についてご紹介いたします。
この記事の監修者
小西 清香氏
（整理収納アドバイザー）
元汚部屋出身の整理収納アドバイザー。テーブルの上には書類がいっぱい、畳んでいない洗濯物の山から洋服を探す日々。そんな私でも整理収納アドバイザーの資格を取った事がきっかけで、片付けられられるようになりました。以前の私と同じように片付けが苦手な方の力になりたいと思い、片付けの仕事をしています。
ワンルームとは？
ワンルームとは、キッチンやお風呂が居室と同じ空間にある間取りのことです。
部屋を仕切る壁がないためエアコンの風が全体に行き渡りやすく、掃除がしやすい点がメリットです。
反対に、お風呂やトイレなどの生活音が居室に響きやすかったり、臭いが室内に充満してしまう点がデメリットになります。
株式会社リクルートの不動産情報サイト「SUUMO」の編集部が2021年に20代で一人暮らしをしている社会人男女を対象に行った調査によると、約6割の人が1K、またはワンルームのお部屋に住んでいると発表されました。
＊参考サイト
【「20代社会人シングル男女の一人暮らしデータ2021」株式会社リクルート】
1Kやワンルームのお部屋は家賃が低めに設定されている場合が多く、月々の支出を抑えたい20代の方を中心に人気を集めています。
ワンルームのお部屋がゴミ屋敷になりやすい理由とは？
室内に壁がないため家具や家電を配置しやすく、掃除がしやすいワンルームですが、物の配置場所を決めるのが苦手な方は散らかしてしまう場合もあるようです。
室内に仕切りがないため
ワンルームのお部屋が散らかりやすい原因の一つは、室内に仕切りが存在しないためです。
仕切りが存在しないと物の保管場所が定まりにくくなり、整理や片付けが難しくなります。脱いだ服を適当に放置したり、使用した道具を元の場所に戻さなかったりを繰り返すと、室内がますます乱れていきます。
特に整理整頓が苦手な方は、自由にレイアウトができるワンルームの特徴を活かしきれず、きれいな状態を保つのが難しくなるでしょう。
片付けに必要なスペースが足りないため
効率よく片付けるためには、室内に溜め込まれたゴミを別の場所に出して仕分ける作業が欠かせません。しかし、ワンルームのお部屋には物を一時的に移動させる場所がないため、片付けに取り組んでいるとさらに部屋を散らかしてしまう場合があります。
部屋や収納スペースに対して物の量が多いため
2007年に発行された『片づけられない女のための こんどこそ！片づける技術』の著者である池田暁子さんによると、部屋が片付かなかった一番の原因は、部屋や収納の容量に比べて物の量が多いためだと述べています。
物の量が多いとどこに何を置いたか把握できず、整理や収納ができないため、棚をどんどん買い足していくうちに部屋の中が物で溢れ、身動きが取れなくなってしまったそうです。
＊参考サイト
【「スッキリ暮らす[1] 1年半かけて汚部屋を卒業、池田暁子さん」株式会社リクルート】
筆者は値下げされた服や小物を見るとつい衝動買いをしてしまう癖があるのですが、帰宅してタンスに収納した大量の衣類を見ると、無駄に物を増やしてしまったと罪悪感を覚えてしまいます。
現在は室内に物が溢れ返ってしまわないよう、ときどき収納家具の中身を確認し、物の要、不要を見直す習慣を作っています。
ワンルームの広さに対して、所持品が多いと部屋はすぐに物で溢れてしまいます。
粗品として貰った雑貨や、知り合いからもらったお土産など、必要ないのになんとなく持ち続けている物が混ざっているかもしれません。
皆様も必要以上の物を保管していないか、所持品を見直してみてはいかがでしょうか。
ワンルームのゴミ屋敷の片付けに掛かる費用の相場は？
ワンルームのゴミ屋敷の片付けに掛かる費用の相場ですが、同じ間取りでも中に溜め込まれたゴミの量や品種で金額は大きく変わります。
ゴミの量やが多いほど、大きい車両や作業スタッフの人数、処理に掛かる費用が高くなるためです。
以下のリンクでは当社が実際に承った作業の事例をご紹介しております。
同じワンルームや1Kの間取りでも、ゴミの量や品目によって料金や作業時間が異なりますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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※許認可の関係等で現在対応できない地域も一部ございます。
ワンルームのゴミ屋敷は自力で片付けられる？
業者に依頼せず、自力でゴミ屋敷を片付けたいと考えられている方がいらっしゃるかもしれません。
自力で片付けるのは不可能ではありませんが、片付ける前に十分な計画や準備が必要になるでしょう。
ゴミの分別方法を理解する
ゴミ屋敷を片付けるためには、ゴミの適切な分別方法についても把握しておかなければいけません。
自治体から共有されているゴミの分別、収集ルールを確認し、回収品目や収集日を確認しましょう。
ゴミの分別、収集ルールは自治体から配布されているカレンダーや、WEBサイトで確認できます。
また、アパートやマンションによって独自のルールが決められている場合は、それについても確認が必要です。
収集日の前日に片付ける
ゴミの収集日の前日にゴミ屋敷を片付ければ、まとめたゴミを翌日に処分できます。
ワンルームの室内には仕切りがないため、分別したゴミは収集日まで居室やベランダに保管しておかなければいけません。
ゴミが生活空間の範囲内にあると、景観が悪くなるだけでなく、ゴミから発生する悪臭も気になってしまうでしょう。
ゴミの収集日にあわせて片付けを始めれば、分別か処分までの作業をスムーズに終えられ、より早くお部屋を片付けられます。
事前に計画を立てる
収集日や分別方法を確認しても、実際にゴミ屋敷の片付けに取り組もうとすると、どこから手をつければいいのかわからなくなるかもしれません。
片付け中に手が止まってしまうと、モチベーションが低下してしまう可能性があります。
そのため、事前にメモなどに書き出しながら計画を立て、ゴミ屋敷の片付けをスムーズに進められるかチェックしてみましょう。
一気に片付ける
ワンルームのゴミ屋敷は迅速な仕分け、撤去を行えば短い期間で片付けられます。
時間をかけて片付けを続ける自信がない場合は、集中して短期間で一気に片付ける方法もおすすめです。
筆者は日を分けてコツコツ続けるよりも、数日に集中して片付ける方法が自分自身にあっているため、短期集中型の片付けに取り組んでいます。
短期間でゴミ屋敷を片付ければ、集中して目標を達成できたという達成感も味わえます。
ワンルームのゴミ屋敷の片付けを業者に頼んでもいい？
ゴミ屋敷化したワンルームを一人で片付けられないと感じた場合は、業者に依頼すればストレスなく片付けられます。
ゴミ屋敷片付け業者に依頼する最大のメリットは、一人でやるよりも素早く室内のゴミを撤去できる点です。
ゴミの量にもよりますが、最短で依頼した当日中に片付けが完了します。
さらにゴミ屋敷片付け業者によっては、ゴミの片付け後に必要になりやすいリフォーム、ハウスクリーニングなども依頼できる場合があります。
賃貸住宅から退去する際、ゴミにより床や壁が汚れてしまった場合は、原状回復作業が必要になります。
一般の人では手に負えない汚れや悪臭が残ってしまっても、専門家の手を借りれば住み始めたころの清潔な状態に戻せます。
まとめ
ワンルームは室内に仕切りがないため、レイアウトの自由度が高いというメリットを持っています。しかし、整理整頓が苦手な方にとっては物の定位置を決めるのが難しく、ゴミ屋敷が生まれてしまう場合もあります。
ゴミ屋敷片付け業者に依頼すれば、迅速に片付けてもらえるだけでなく、撤去したゴミの処理もそのまま任せられます。
スムーズにワンルームのお部屋を片付け、快適な空間を蘇らせたい場合は業者の利用がおすすめです。
