汚部屋から脱出したい方必見!片付け方法から予防方法まで紹介
お役立ちコラム

生活するうえで不便かつ不衛生な汚部屋。放置すればゴミ屋敷になり、近隣住民の迷惑になることは間違いありません。

ただ、そんな汚部屋の片付けや掃除はなかなか手につかず、やみくもに動いても片付かないものです。

今回はそんな厄介な汚部屋から脱出する方法を紹介します。

この記事の監修者

小西 清香氏(整理収納アドバイザー)

小西 清香氏
(整理収納アドバイザー)

元汚部屋出身の整理収納アドバイザー。テーブルの上には書類がいっぱい、畳んでいない洗濯物の山から洋服を探す日々。そんな私でも整理収納アドバイザーの資格を取った事がきっかけで、片付けられられるようになりました。以前の私と同じように片付けが苦手な方の力になりたいと思い、片付けの仕事をしています。

まずは汚部屋を作ってしまった原因と状況を知る

原因と状況を知る

まず始めに、部屋を作ってしまった原因今の状況を知る必要があります。

これを把握しておかなければ片付けられても、高確率でリバウンドしてしまいます。

 

汚部屋になった原因を知る

原因は人それぞれですが、一般的な原因を紹介していきます。

 

忙しい

仕事などで時間的余裕がなく、片付けにあてる時間がなくなり部屋が汚くなります。

 

ストレス

仕事や人間関係などで強いストレスを感じており、掃除にまで気が回らず、部屋が汚くなります。

 

買いすぎ

新しい物や期間限定に弱くついつい買いすぎてしまうため、物が増え部屋が汚くなります。

 

面倒くさがり

掃除や片付けなど面倒なことは後回しにしがちな方です。後回しにするため部屋が汚くなります。

 

捨てられない

もったいないという気持ちが強く、簡単に物が捨てられないため部屋が汚くなります。

 

病気

片付けの方法や順序が分からなかったり、強い孤独感を覚えるなどの症状があるため部屋を片付けられず汚くなります。

 

汚部屋の状況を知る

散らかった部屋

生活用品や少量のゴミが散乱している状態です。来訪者の予定があれば、一日かけて何とか片付けられる状態です。ただ、緊急の来訪者には対応できません。

 

汚部屋

少しゴミが積み重なり、どこに何があるのか何となくは分かるが探し出す必要がある状態です。来訪者は基本的には呼べません。また、水回りは汚く、黒ずんでいます。

ゴミ屋敷

一般的にワイドショーなどで見かけるゴミ屋敷です。

生活する場所もゴミ屋敷の中の一画を拠点にしながら生活しています。

これ以外にも原因はあり、状況は異なるとは思いますが、たいていの原因や状況は上記のものに当てはまるはずです。

自分の原因が何なのか、状況はどこに当てはまるのか考えてみましょう。

そして、ストレスが原因であれば、ストレスをどう解消すべきか考え解決するといった、原因解決に努めましょう。

原因を解決しないと、片付けられてもリバウンドしてしまいます。

汚部屋を片付けるための明確な理由を作る

片付けたい明確な理由を作る

では原因と状況が分かり、原因の解決もできれば片付け開始と思われるかもしれません。

しかし、先の章で紹介した「散らかった部屋」を除き、汚部屋の片付けや掃除は一日で終わることはありません。

加えて、部屋がきれいになっても維持するために片付けや掃除は半永久的に続きます。

つまり、自分がきれいな部屋になぜ住みたいのか明確な理由を作る必要があります。

 

ただ、明確な理由を作るのは難しく、汚部屋から脱出できた方の多くが「引越し」「消防、ガス点検」など必要に迫られて行ったケースが大半というデータも出ています。

つまり「今の部屋で快適に暮らしたい」などの抽象的な理由ではなく、もっと具体的な「友達を家に呼びたいから」「家でヨガをしたい」「ペットを飼いたい」などの具体的な理由を作ると良いでしょう。その理由があれば、今後の片付けや掃除のやる気も持続するはずです。

汚部屋の片付けを自力で済ませる方法

片付け方(自力で進める)

では、明確な理由ができたらいよいよ片付けです。

片付け方法は大きく分けると、自力で進める方法業者に依頼する方法の二つがあります。

メリットとデメリットを踏まえながら紹介していきます。

 

自力で進めるには、第1章の「散らかっている部屋」の場合を除き、まず誰かの手を借りることが重要です。

汚部屋は一人で解決するにはとても労力がかかるため、友人や家族などと一緒に進めることがおすすめです。

 

片付け方

まず大きなゴミ袋をたくさん用意し、目に見えるゴミを分別しながら入れていきます。

ペットボトル、燃えるゴミ、プラスチックなどに分けて捨てていくと良いでしょう。

分別が終わったら、捨てるものと残すものを仕分けていきます。

ゴミの中に埋もれていた物の多くは臭いや汚れがついているので、基本的には処分しましょう。

そして分別が終わったら、床の掃除をし、収納をします。また、並行して水回りの汚れも取りましょう。

最後にゴミなどによって床や壁、水回りが傷んでいないか確認して終了です。傷んでいた場合は業者に依頼して補修してもらいましょう。

賃貸の場合は、大家さんに確認してください。

 

メリット

自力で進めるうえでのメリットは何と言っても、費用が抑えられる点です。

また、自分の力で片付けるので、片付けたという実績が生まれ、今後の片付けや掃除のヒントを得られたり、自信につながります。

 

デメリット

一番のデメリットは大量の時間体力を要してしまうことです。

また、協力してくれる方のスケジュールと併せて進める必要があるため、やりたいと思う時にできないのも難点です。

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汚部屋の片付けを業者に依頼する方法

片付け方(業者依頼)

業者に依頼するには、「ゴミ屋敷 片付け」などでHPから検索するなどの方法で業者を探し出し、依頼します。

片付け方

業者依頼の際は片付ける必要はありません。

ただ、全て業者に任せてしまうと、大切な物もゴミと間違えられてしまうので、重要な品物や残してほしい物の希望は伝えましょう。

ただ、自分自身がどこにあるか把握していない場合は、希望を伝えても見つかる補償にはならないので注意しましょう。

どうしても残したい品物がある場合は、必ず自分自身で探しましょう。

 

メリット

片付けの労力がいらないことが業者依頼の大きなメリットです。

また片付けの際に軽く掃除をしてくれたり、掃除付きのパックであれば水回りの掃除なども進めてくれます。

 

デメリット

業者依頼のデメリットは自力に比べて費用が掛かる点です。

また、自分自身で片付けを行わないため、リバウンドの危険性もあります。

そして、一番の危険性は悪徳業者への依頼です。

悪徳業者は念入りに調べ、防止策を講じればほぼ防げますが、誤って依頼すると高額な金額を請求されたり、片付けを適正におこなってくれなかったりとデメリットが増大します。

汚部屋の片付けは自分のペースで進める

片付ける際の注意点

汚部屋の片付けには時間や手間がかかってしまいますが、焦らず、自分のペースで片付けることが重要です。

汚部屋の散らかり具合によっては、業者に依頼しても一日で片付かない場合があります。

業者の中には見積もりから作業まで即日のところもあります。

早急に汚部屋から脱出したいのは分かりますが、やみくもに急げば、大切な品物を失くしたり、壁や床に傷をつけたりと後悔の残る作業になってしまいます。

汚部屋と真剣に向き合うとどうしても自責の念が生まれてしまうものです。

しかし、その自責の念は自分にとって有益なものではありません。

ネガティブに考えるのではなく、新しい自分への一歩と考え、ポジティブになりましょう。

片付け中や片付け後は物の場所を決め、収納します。

その際に、何となくで収納しないようにしましょう。

何となくの場所の物が増えれば、部屋は物であふれかえりリバウンドします。

そのため、しっかりと定位置を決め、置いていくようにしましょう。

また、床置きと呼ばれる床が定位置の物も極力なくすようにしましょう。

まとめ

汚部屋は一見すぐに片付けられそうでも、汚部屋の原因を探し出し改善し、片付けるといった長い工程を踏まなくてはなりません。

そのため、強い忍耐力や持久力が必要とされます。

ただ、その工程を乗りこえた先には必ず違う世界が広がっているはずです。

とにかく、「自分にはできない」と思わずに、焦らずゆっくりと進めていってください。

この記事の執筆者

執筆者

株式会社プログレス
編集部 F・N

遺品整理やゴミ屋敷の問題、疑問、関心を先回りして発見し、問題提起するプログレスきってのリサーチャー。
「身近に起きる不用品処分やゴミ屋敷問題の悩みを記事でサポートする」をモットーに、プログレス各種サイトのコラムを執筆中。

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