ワンルームが汚部屋になりやすい理由と、空間を活かした片付け方を解説!
お役立ちコラム

ワンルームなのに、なぜ片付かないのだろう、どうすれば部屋をきれいに保てるのだろうと思っている方は、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
当コラムでは、ワンルームのゴミ屋敷化の原因や、その解決方法についてのご紹介をいたします。ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること
  • 汚部屋を作った原因に生活リズムや食生活が関係している場合がある
  • 汚部屋は自力で片付けるより、業者に依頼したほうが早く片付く
  • 汚部屋を作らないためには物を増やさないルールを決めると効果的

この記事の監修者

小西 清香氏(整理収納アドバイザー)

小西 清香氏
(整理収納アドバイザー)

元汚部屋出身の整理収納アドバイザー。テーブルの上には書類がいっぱい、畳んでいない洗濯物の山から洋服を探す日々。そんな私でも整理収納アドバイザーの資格を取った事がきっかけで、片付けられられるようになりました。以前の私と同じように片付けが苦手な方の力になりたいと思い、片付けの仕事をしています。

ワンルームは汚部屋になりやすい?散らかる理由は生活スタイル!

ワンルームは汚部屋になりやすい?散らかる理由は生活スタイル!

住宅に汚部屋が生まれてしまう原因には「片付けが苦手」「物が多すぎる」などの理由が挙げられますが、生活リズム食生活などのライフスタイルが深く関連している場合も多いです。

 

ライフスタイルが汚部屋の原因になることも

ワンルームの住居者は、主に社会人や学生などの単身者です。社会人や学生は仕事や学業に追われて片付ける時間が捻出できない事があります。

それに加えて、ゴミを溜め込んで室内が散らかっていても誰にも咎められることがないため、片付けや掃除を怠りやすい環境にある場合も考えられます。

 

また、忙しい生活を送っている場合は、食事をテイクアウトや宅配サービスで済ませてしまう方も多いはず。

こうしたメニューは袋・梱包・容器などかさばるゴミが多量に出る特徴があり、定期的な処分が必要です。特に忙しく昼夜逆転の生活を送っている方は、ゴミ出しの時間を逃して溜め込んでしまう事も考えられます。

 

ワンルームが散らかりやすい理由

ワンルームというのは生活スペースが1つしかないため、食事・睡眠をすべて同じ部屋で行うことになります。

部屋が複数あれば、キッチンやリビング、寝室など目的別に部屋を分けることができ、布団や調理器具など必要な品をそれぞれの部屋に振り分けることができますが、ワンルームではそうはいきません。

収納棚を置く空間にも限りがあるため、どうしても出しっぱなしにしたり、無造作に置いておいたりせざるを得ないケースも多いです。

 

このように、止むを得ず出しっぱなしにしてしまうことが当たり前になるのも汚部屋になる原因です。

 

汚部屋を自力で片付けるにはどのくらいの時間がかかる?

汚部屋を自力で片付けるにはどのくらいの時間がかかる?

汚部屋から脱出するためにゴミを片付けたいと思ったとき、実際どれくらいの時間がかかるのか気になる方も多いのではないでしょうか。

 

片付け時間は仕分け時間も含めて考える

片付け専門業者がゴミが床に1cm程に積み上がった汚部屋と化したワンルームを片付けると仮定すると、片付け完了までの時間は最低でも1~2時間ほどです。

そして、一般の人が片付けにかかる時間は、だいたい専門業者の1.5~2倍、すなわち3~4時間ほどかかると考えておいた方が良いでしょう。

 

なぜそんなに時間がかかるのかというと、単純に作業に慣れていないこともありますが、品物の仕分けに時間が掛かってしまうのが一番の理由です。

仕分け作業は要・不要の判断だけではなく、捨てる品物の分別作業なども含まれるため、ある程度の知識がないと作業が滞ってしまう場合が多いのです。

 

 

ワンルームの汚部屋の片付けを業者に依頼するメリットは?

ワンルームの汚部屋の片付けを業者に依頼するメリットは?

ワンルームが汚部屋と化してしまった場合は、業者に片付けを依頼した方が時短につながる場合もあります。

 

業者に依頼するメリット

仕事や学業に追われて片付けがままならない場合には、業者に依頼して一度部屋にあるゴミや不用品をゼロの状態にリセットしてもらうのも手です。

業者に頼むメリットとして、確実に家が片付くことが挙げられます。自力での片付けより早く済むうえ、自治体に頼まなければいけない大型の不用品処分も一括で依頼できるため、短時間かつ確実にお部屋を片付けられます。

 

また、業者によっては生活改善などのアドバイスがもらえるため、新たに収納やゴミ捨ての計画を立てて、次からは散らからないような生活を心掛けることができます。

 

業者に依頼する場合の費用

業者に依頼する金額ですが、1Kで1~2時間の作業時間は30,000~40,000円程度の業者が多いです。

この料金が高いか、それとも妥当なのか判断が付かない場合は、自分で清掃までやる場合のコストパフォーマンスを考えてみるのがおすすめです

具体的にはゴミ屋敷の状態を長く維持してしまった場合、退去時の原状回復費用がどのくらいになるかのように、将来のことを考えてみてください。

 

特に「印鑑など貴重品がゴミの中に埋もれてしまった」など捜索してほしい品がある場合や「収納棚が手狭なので、古い棚は処分して新しいものを置きたい」など、自力での対応が難しい箇所がある場合は業者に依頼した方が時間・費用の節約になる場合もあります。

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片付けの手順を紹介!ワンルームだからこそ空間を活かす!

お家が汚部屋と化してしまった場合でも、気力さえ続けば片付けられる可能性は高いです。

この章では、自力で片付けるための手順とコツをご紹介します。

汚部屋を片付ける際の手順

まずは、何よりも物を減らしましょう。物が多い状態だと、いくらきれいに片付けようとしても片付きません。

そのため、まずはお部屋の中にある物を必要か不要かに仕分けます。

必要か不要かの判断が難しい場合は、家族と相談しながら仕分けをしたり、ゴミ屋敷片付け業者に依頼して仕分けを手伝ってもらいましょう。

 

その後、不要な物は処分し、必要な物は収納場所を決めて収納しておきましょう。

収納場所を決めておけば、使い終わった後に元の場所に戻すだけで片付けが完了するため、出しっぱなしになることはなくなります。

 

持ち物の仕分けが終わったら、ゴミは部屋まで持ち込まないように捨てる場所を決め、無理のないスケジュールで捨てられるスケジュールを設定するなど、散らかさないための対策を講じましょう。

部屋を散らかさないための片付けのコツ

室内に収納スペースがある場合は、収納ケースなどで区切って片付けると整理しやすくなります。積み重ねできるタイプは使い勝手が良く、きれいに整理できます。

 

また、部屋には必ずデッドスペースと呼ばれる、使われていない空間があきます。

ベッドの下にはケースを置いて服の置き場所にしたり、トイレは上の部分に突っ張り棒を使うことで、トイレットペーパー置き場になります。

  • ベッドの下や部屋の隅などのデッドスペースを利用する

  • キッチンは置き場所が少ないので、壁面に吸盤のフックなどをつけて収納する。

  • 壁面に複数の突っ張り棒を通せば、簡易な収納場所が作れる。

 このようにちょっとしたスペースを上手く使うことで、床に物が散らかった状態を避けられます。

収納に使えそうな場所は積極的に利用していきましょう。

 

ワンルームの片付け方法を紹介!散らかさないルール作りが大切!

ワンルームの片付け方法を紹介!散らかさないルール作りが大切!

部屋をせっかく片付けても同じ生活を続ければ、また元の汚部屋に戻ってしまいます。

同じ過ちを繰り返さないように、片付けた後も部屋をきれいに保つコツを紹介します。

ルールを決める

狭い部屋が汚れないようにするためには、ある程度のルールを決めておくほうがいいでしょう。

ただし、あまり厳しいルールを課してしまうと守れなくなりますので、注意してください。

 

無理のない範囲で持ち物を減らす

 

基本的にゴミは定期的に捨てることを心掛け、それでも捨てられない場合は業者に依頼して回収してもらえば、物がたまることはありません。

 

また、整理のために収納用品を買い足すのではなく、持ち物を減らすいう考え方を持ちましょう。

例えば、買った洋服が入らないからという理由で、その都度新しく収納ケースを買い足していくと収納ケースのせいで部屋が狭くなって圧迫感のある部屋になるうえ、着る機会のない洋服が部屋に溜まっていきます。

そうならないように今ある収納用品の中に持ち物が納まらないか確認する癖を付けて、それより多く買わないようにするか、買った分だけ手元にある洋服は捨てるようにするのがおすすめです。

 

コレクションは管理できる範囲で行う

 

趣味の品に囲まれて暮らすのは良いものですが、過剰な量を集めるのは汚部屋への第一歩です。

そのため、コレクションは管理できる範囲で行うことを心掛けましょう。

具体的には収納場所から溢れたり、理由もなく未開封の品がたくさんある場合は売却するなどして減らすのがおすすめです。

 

また、部屋を圧迫しない収集方法を考えるのも手です。

具体的には本は電子書籍、CDは持たずに音楽はサブスクの利用やデータにしてCDは手放すなど、実物を手元に置かずにデータなどの電子媒体で保管すれば収納スペースが整理できます。

そうすることで部屋の置き場に困ることがなくなり、置き場所を考えずに気軽に買い足すことができます。

 

まとめ

今回はワンルームを対象に片付ける方法や収納のコツについて紹介しましたが、一つ買ったら一つ捨てるというように物を溜め込まない工夫を考えることから始めてみてください。

ワンルームなどの狭小住宅でも工夫次第では快適な部屋に変えることができます。

まずは、汚部屋になる原因を自分でしっかりと把握することが大切です。それができると片付けに関する意識に変化が生じます。

忙しくて片付ける時間がない方は、業者に依頼して部屋の不用品やゴミを撤去してもらうのもいいでしょう。自分に相応しい整理方法を見つけ、無理のない片付けを行ってください。

この記事の執筆者

執筆者

株式会社プログレス
編集部 S・A

遺品整理の経験から不用品を整理する重要性を実感。
片付けについて専門的なことを学び、困っている人の助けになりたいとプログレスへ入社。
「知識のない人にもわかりやすく伝える」を信条にプログレス各種サイトのコラムの執筆を担当する編集部きっての女傑ライター。

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